親が高齢になると、家の中だけでなく庭や外まわりにも思わぬ危険が潜んでいます。段差やぬれたタイル、伸びた雑草など、ちょっとしたことが転倒やケガの原因になることがあります。
この記事では、高齢の親が安心して暮らせる庭・外まわりの整備方法を紹介します。専門知識がなくてもできる、簡単で続けやすい工夫をまとめました。
庭や外まわりの“危険ポイント”

安全対策を始めるには、まず「どこが危ないのか」を知ることからです。親の生活動線に沿ってチェックするのがポイントです。
玄関まわりの段差と滑りやすさ
玄関やアプローチは、雨の日に特に滑りやすくなります。タイルの素材や傾斜を確認し、滑り止めマットや手すりを設置しておくと安心です。
段差がある場合は、簡易スロープを使うだけでも足元の安定感が増します。
庭の雑草・植木が転倒の原因に
庭の草木が伸びすぎると、足元の見えにくさや転倒リスクにつながります。月に一度の軽い草刈りや剪定で十分なので、定期的なメンテナンスを習慣化しましょう。
高所の枝切りなどは無理せず、業者や地域のシルバー人材センターに依頼するのがおすすめです。
夜間の照明不足に注意
外灯が暗いと、夜の外出時や帰宅時に段差を見落とす危険があります。人感センサー付きのLEDライトを設置すれば、節電しながら安全性がアップします。
特に玄関・門・庭の通路に設置しておくと、転倒防止に効果的です。
安全に使える環境の整え方

庭や外回りは、安全対策だけでなく“心地よい空間づくり”が大切です。使いやすく、清潔に保つ工夫を取り入れてみましょう。
歩きやすい動線をつくる
通路に砂利が多いと、歩きづらくつまずく原因になります。平らな敷石や防草シートを使って、安定した足元を確保しましょう。
雨水がたまりやすい場所は、排水の流れを整えるだけで滑りにくくなります。
庭仕事を“負担の少ない形”に変える
高齢になると、長時間の庭仕事が体の負担になります。腰をかがめる作業が多い場合は、腰掛け椅子や高めの花壇を利用するのがおすすめです。
「庭をきれいに保つ」よりも、「安全に楽しめる」環境づくりを優先しましょう。
収納と道具の整理で転倒防止
庭用具やホースなどが散らかっていると、つまずきの原因になります。使う頻度の高いものは取り出しやすい位置にまとめ、収納ボックスやラックを活用しましょう。
“片付いた庭=安全な庭”という意識で整えると、見た目がすっきりします。
家族でできる外まわりの習慣

遠方に住んでいても、少しの工夫で庭や外まわりの安全を維持できます。「点検の仕組み」をつくることで、安心感が長く続きます。
季節ごとに点検日を決める
春や秋など、気候の良い時期に“庭の安全チェックデー”を設けましょう。落ち葉の掃除や照明の確認など、短時間の点検で十分です。
家族が帰省するタイミングで一緒に確認すると、負担が少なく習慣化しやすくなります。
写真で記録を残す
点検のたびに庭や玄関をスマホで撮影しておくと、変化に気づきやすくなります。「前より暗くなった」「草が増えてきた」といった変化を写真で共有することで、離れていても管理ができます。
簡単なアルバムアプリを使うのが便利です。
定期的な業者点検を検討する
年に1回でも、庭の剪定や外壁の確認を専門業者に依頼すると安心です。特に屋根や雨どいは、見えない部分でトラブルが起きやすい場所です。
無理をせず、「頼れるプロに任せる」という選択が安全のうちです。
まとめ:安全な庭づくりで、親の毎日に安心を

実家の庭や外まわりは、日常生活の一部でありながら、意外と見落としやすい場所です。「滑らない」「つまずかない」「明るい」―この3つを意識するだけで、安全性はぐっと高まります。
季節ごとに点検しながら、親が安心して過ごせる環境を家族みんなで整えていきましょう。

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