地震や台風のニュースを見るたびに、「実家は大丈夫かな」と気になることはありませんか。防災というと難しく感じがちですが、実は実家片付けと相性の良いテーマでもあります。
この記事では、親の暮らしを尊重しながら、無理なく防災意識を高める考え方と行動のヒントを紹介します。
防災を考える前に知りたい視点

実家の防災は、特別な知識や道具がなくても始められます。大切なのは「構えすぎないこと」です。
防災=大げさな準備と思われがち
以前、私が「防災の話をしよう」と意気込んで実家に帰ったとき、親は少し身構えた表情を見せました。「まだ元気だし、大丈夫だよ」話題を続けづらくなった経験があります。
防災という言葉自体が、「何か起きる前提」のように聞こえることもあります。だからこそ、実家では防災を日常の暮らしの延長として捉える視点が重要です。
親世代の家は“慣れ”で安全が見えにくい
長年住み続けている実家では、多少の段差や物の多さも「当たり前」になっています。親にとっては問題なくても、第三者の目線では危険に見えることも少なくありません。
ズレを責めるのではなく、「気づきの違い」として受け止めることが、対話の第一歩になります。
不安を共有する姿勢が信頼につながる
「危ないから」「危険だから」ではなく、「私は少し心配で」「気になったことがあって」と、自分の気持ちを主語にして伝えることで、親も話を聞きやすくなります。
片付けと防災を考えるメリット

実家片付けは、防災の話題を自然に切り出せるきっかけになります。
床や通路を見るだけで見えるリスク
片付けのつもりで家の中を見渡すと、廊下に置かれた物や、踏み台代わりの家具などに気づくことがあります。
帰省時に「夜トイレに行くとき、ここ暗くない?」と何気なく聞いたことで、通路の物を減らす話につながったことがありました。大がかりな防災対策ではなく、転ばない環境づくりも立派な備えです。
「使っていない物」が安全の妨げになることも
実家には「念のため取ってある物」が多く残りがちです。積み重なり、結果として動線を狭くしているケースもあります。
「これ、最近使ってる?」不用品仕分けや見直しの話題に自然とつなげることができます。
防災を理由にしすぎないのがコツ
「地震が来たら危ないから」と強調しすぎると、親は構えてしまいます。「暮らしやすくするついでに」「歩きやすくしたいね」といった表現のほうが、前向きに受け止めてもらいやすい傾向があります。
親と一緒にできる実家防災の一歩

実家防災は、一度で完璧にする必要はありません。今日できることから始めましょう。
玄関と廊下だけチェックしてみる
家全体を見直そうとすると負担が大きくなります。まずは玄関や廊下など、よく通る場所だけを一緒に見てみましょう。
「ここ、ちょっと歩きにくくない?」そんな軽い声かけで十分です。
物の置き場所を“確認”するだけでOK
「片付けよう」ではなく、「どこに置いてるか確認しよう」というスタンスが大切です。懐中電灯や電池、ラジオなどがどこにあるかを聞くだけでも、防災意識は自然に高まります。
次にやることを一つだけ決める
「次に来たとき、この棚だけ見てみよう」「今度、一緒に整理しようか」
一度に決めるのは一つだけ、無理なく続く実家防災のコツです。
まとめ:実家の安心は、小さな気づきから始めよう!

実家の防災は、怖がらせるためのものではありません。親の暮らしを尊重しながら、少しずつ安心を積み重ねていく取り組みです。
片付けの延長として「見る」「話す」ことから始めてみましょう。その一歩が、親にとっても自分にとっても、心強い備えになります。

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